北原永のブログです。
仕事のしかた

 毎年大晦日に10キロ以上ある四国のブリを送ってくれる人がいる。生きてるうちはずーっと送るからねーと言ってくれているので、ボクも生きてるうちはずーっと送るからと、信州リンゴを毎年送っている。

ブリのがずいぶん高くつきそうだけどまあいいか、野沢菜も送ってるし。 I さんは、出会ってから25年以上になるだろうか。このボクが仕事を立ち上げて初期のころからずーっとお付き合いして、5,6年前に太鼓チームを若手に任せて引退した。Iさんが立ち上げたそのチームはずいぶん成長して海外公演までしたという。

 

この信州に根をはって、仕事を立ち上げてからもうすぐ30年になる。Iさんだけでなく、ボクと、まつり工房と出会って人生が変わったと言ってくれる人がずいぶんいる。幸せなことだ。
まつり工房をここまで続けてこられたのは全国に、また海外にもまつり工房の仕事の仕方と、創作曲に共感してくれる人たちがいるおかげだと思っている。
仕事をしている限りは利益を得なければ成り立たないが、損得を超えた全人格的付き合い。「どちらが上とか下ではない」「教えるのでなく伝える」相手との共感を共有しながら仕事をしてきたし、これからもそうなるだろうと思っている。なぜなら、利益追求を第一に考えた先に、いいモノ作りはないからだ。それぞれの歴史を背負い、様々な地域に生きている人たちと、その生きるいぶきを太鼓という表現で共有し、人に感動してもらえる瞬間を作り出してゆく。それがまつり工房の仕事の仕方だ。
世界には素晴らしい文化、表現がたくさんある。しかし我々がやっているのは和の太鼓だ。日本に生きてきた人たちの歴史、その足跡をたどりながら、新しい歩みを一歩ずつ作ってゆく作業の先に和太鼓の未来がある。
2020年、今年もまつり工房は皆さんとともに、楽しい和太鼓ライフを繰り広げてゆきます。

 

 

Posted by : hisashimaturi | - | 00:58 | comments(0) | -
あけまして

2020年 新しい年のご挨拶

今年の冬は暖かい。

長野県でも南部に位置するまつり工房は、北部と違い比較的雪が少ない地域ではあるけれど冬になってから一度も雪らしい雪は降らずアルプスの山以外はまったく白くなっていない。寒くなればなるほどおいしくなる信州名物野沢菜は、5℃から10℃の気温が続くと味が変わりおいしくなくなる。信州の寒さだからこそおいしく漬かる野沢菜の味が心配だ。

12月末、まつり工房は社員全員で二日間かけて、野沢菜づけ作業をする。

そして年が明け、おいしくなった野沢菜を陸前高田に届ける。19日、往復20時間かけて運搬、むこうでおいしいカキとお刺身を食べて帰って来た。このツアーはもう8年続いている。そして、関東などの野沢菜ファンにも届けます。

 信州の家庭では、それぞれ自慢の自家製野沢菜を漬けるのだが、これが市販されている野沢菜とは別物で、この味を知ってしまうと店で売っている野沢菜は食べる気にならない。

 

暖冬や、大雨、山火事など、世界的に温暖化の影響と思われるニュースが届いている。まつり工房より200メートルほど標高の低い我が家(ボクはほとんど住んでいないが)は平均気温が2度ほど高く、野沢菜は、1月だというのに少し酸っぱくなってきた。信州の野沢菜も、もうすぐダメになるかもしれない。

 

今年も、太鼓のことだけじゃなく、社会のことや、地球のことも心配しながら、このブログ細々と続けていきます。よろしく。

今まつり工房に来るとおいしい野沢菜食べれます。

 

Posted by : hisashimaturi | - | 01:09 | comments(0) | -
秋深し

秋も深まり、まつり工房はそろそろ氷点下の朝が訪れている。

南アルプスは白くなり、まつり工房の「どうだんつつじ」は鮮やかに紅く染まった。

ここにいて、四季折々の景色を楽しみながら生活しているが、11月の紅葉と、5月の緑に染まる季節が山の雪とのコントラストともあいまって、空気もきれいでもっとも美しい時期だ。

 

伊那谷の自然とともに暮らすのは、とっても贅沢で恵まれているなあ。とつくづく感じる。毎日幸せな呼吸をしている。

 

今年は区長で忙しく、山の作業はほとんど出来ないでいるが、来年からは、山の遊歩道を作り、みんなに自然を満喫してもらう空間を整備する予定だ。

 

薪ストーブにも毎日火が入り、ゴロくんも幸せそう

Posted by : hisashimaturi | - | 16:09 | comments(0) | -
工房まつり

久しぶりの書き込みです。12日の工房まつりの報告です。

 

この日最大級の台風が到来。あらゆるイベントが中止される中、工房まつりは開催されました。

朝、テントを張って、屋台の場所を作り、演奏は屋内で

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ワタクシ、いつものようにローメン係

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この台風の中、100人以上の人が参加してくれました。

抽選会は、ほぼすべての人が当たりくじ。

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桶胴太鼓は、かわいい女の子に当たりました。よかったよかった

もちろん演奏も盛り上がりました。

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いつものように太鼓より酒が目的のオヤジたちも

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夜の慰労会はケーキも全員に振舞われ

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楽しい一日でした。この台風の中、県外の人はほとんどがキャンセル。しかし、無謀にも車を走らせてきた人が6人いました。無事に帰ることが出来たのか?ちなみにこの日から1週間以上、中央道も、電車も運行出来ず、長野県は孤立した状態でした。

 

実はこの日の夜、地元は避難指示が出て、ワタクシ区長は出動。酔っ払い区長は、朝まで皆さんに指示を出したりで大変でした。長野県の北、千曲川の決壊は皆さんご存知の通り。まつり工房は、何事もなく無事でした。

 

先週は、静岡から千葉へ、太鼓の仕事なんですが行って来ました。太鼓関係の人はみな無事でしたが、千葉の栄太鼓さんは稽古場の屋根が飛んでしまったそうで、何とか修理したら次の台風でまた。それでも太鼓は何とか無事だったようです。

 

今回の災害であらためて感じたのは、確実に雨が多くなっていること、地震も活動期に入っているので、予報や、防災意識を高めると同時に、的確な自己判断の能力を高める必要性を感じます。人間の能力では対応できない災害がいっぱい有ります。自分の身を守る能力を身に着けましょう。

 

 

Posted by : hisashimaturi | - | 12:50 | comments(0) | -
成人式

ボクの住んでいる伊那市は、市内それぞれで8月15日に成人式をする。伊那市西春近(人口6000人位)の区長会長であるボクはそこであいさつをするイヤな役割を与えられた。だいたいこういう時の大人たちのあいさつは、成人になったのだから、責任を持ってとか、少子高齢化のなか、地元に残って、結婚して子供生んでとか、お前たちは恵まれた環境で生きてきて、俺たちはこんな苦労をしてきてとか、上から目線の押し付けがましいことを言うに違いないのだから・・。

 

しかし、この歳になって、それなりの役の立場になると、そう言いたくなる気持ちは理解できる。でも、そう言った時に、若者がどういう反応をするのかもわかる。ボクモそうだったから。

結局、いろいろ言いたいことがあったけど、「われわれより若さという絶対的可能性を持っている皆さん、のびやかに、勇気を持ってこれからの人生を作っていってください」と、わずか30秒の短いあいさつで終わった。

 

ところがそのあとあいさつに立った地元市会議員は、「すみません6分間時間を下さい」と、西春近の歴史から現状を長々と話をした。しかしこの話はなかなかわかりやすく、最後はこのすばらしい西春近にぜひ帰ってきて下さい。と締めくくった。なるほどこういうことを新成人にわかってもらうことも大事だなと感心した。

 

そして、そのあと新成人決意表明では、「ボクのおじいちゃんは、戦争で家族を失い、食べるものもない中、家を建て、新しい家族を育てボクが生まれました。権力に言いたいことを阻まれることもなく、自由にモノがいえて、食べるものに不自由もなく育ったボクたちですが、今の時代に生きて社会に無関心でいることはできるけれど、無関係でいることは出来ません。」とはなし、責任を持って社会の一員として生きてゆく決意を語ってくれた。

 

なんのことはない、ボクが言いたかったことを、皆さんで全部言ってくれたような、会になった。僕のあいさつ、短くてよかったなあ。区長仲間から、「北原さんいい挨拶だったよ」といわれた「短くてでしょう」「そう」。

 

区長になって半分すぎた。色々な体験できて、まあ、おもしろい。

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Posted by : hisashimaturi | - | 11:19 | comments(0) | -
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